92日後に早期退職
○「生の短さ セネカ」
私の早期退職に影響を与えた本です。
忙しく働いて人生の短さを嘆く人に対して
・リフレクションする大事さ
・自分のために時間を使う大切さ
・生は浪費すれば短いが、活用すれば十分に長い
といった内容を記されています。
人生の折り返しを過ぎた私には身に染みる内容でした。
“情念(パトス)や情動を克服して「アパテイア」(無情念)へと至る“ことを目指す考え
言葉が難しくてよくわかりませんが、私の理解は
“地位やお金に縛られず、自分らしくあること“
まさしく今回の早期退職をする理由でした。
私はストア派にかなり近い考えをしているなと思いました。
また、下記は私の好きな文章です。
セネカが親友パウリヌスに進言している文章です。
公的な仕事に時間を費やすのではなく、自分自身の為(有閑な生活)に時間を費やす事の大切さを述べています。
・君自身の為に時間を使いなさい
・君は退いて心静かに実行するが良い
・そのことがより大きな仕事を見つけるだろう
(以下抜粋)
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それゆえに、私の最も親しいパウリヌス君よ、君は自分を衆人から切り離すがよい。年齢不相応に今まであちこちへと追い回されていた君は、結局のところ、静かな港に帰るがよい。考えてもみたまえ。君はいかに多くの荒波を潜り抜けてきたか。いかに多くの嵐を、私的の生活では堪え忍び、公的の生活では一身に引き受けたことか。苦労が多く絶間のなかった幾つもの試練をとおして、君の徳性はすでに十分に証明されている。君の徳性が有閑の生活のなかで、どんなに振舞うかを試してみるがよい。君の生涯の大部分、少なくともその良き部分は、すでに国家のために捧げられた。君の時間の幾らかを、君自身のために使うのもよいではないか。
とはいえ、私は君を怠惰な、あるいは退屈な平穏に招くのではない。また、君のうちにある生き生きとした天分をことごとく、惰眠やら衆人の好む快楽やらに没入せしめようとするのでもない。それは決して休息することではない。君は、今まで熱心にしてきたすべての仕事よりも、もっと大きな仕事を見つけるであろう。君は退いて心静かにそれを実行するがよい。
…(略)…--私の言うことを信じてもらいたい--自分自身の人生の利益を知るほうが、公共の穀物の利益を知るよりも、もっと有益なことである。
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早期退職まで後92日
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