38日後に早期退職

○「虚構を創作する能力」

少し前に話題になった「サピエンス全史」を読みました。(少しだけですが)

 

その中で特に印象に残ったのが

“虚構を創作する能力(認知革命)”が人類を大きく発展させた。

ということです。

 

学校の勉強で人類が他の動物と比べて大きく差別化できたのは、

・火を起こすスキルを持った

・言葉を扱えるようになった

・道具の使用レベルが高まった

など習ったような記憶があります。

 

この本での要点は全く新しい観点で、虚構を創作する能力が高まったから、とのこと。

非常に興味深く思いました。

 

虚構(Fiction)とは

“「事実ではないことを事実らしく作り上げること」です。

 

なるほど…

 

この本を読みながら、自分の早期退職と照らし合わせてみました。

私の早期退職の決断は少し虚構と関連しているように思ったのです。

なぜならここ数年、私は妄想を意識的にしているからです。

 

ああなったらいいな。

よし、こうしよう。

と、頭の中で色んな事を思い巡らします。

 

私の脳みその中で「現実ではない事を現実らしく作り上げている」ように思えました。

 

そう、私達のご先祖様の人類が虚構を創作する能力を高めたことで大きく飛躍したように、

私は妄想する能力を高めたことで人生を充実させてきた。

そんな気がします。

 

そして、早期退職に繋がったんですね。

 

早期退職まで後38日

 

※下記は「サピエンス全史」からの要点

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・認知革命とは

 虚構を創作する能力を持つことで、集団行動の母数・ロイヤリティ度数・複雑さを圧倒的に上げることに成功する。

 これが他動物に対する相対的優位を生み出した。

 

・生物は遺伝子の変異により進化していくので、

 劇的な変化をしていくには何万年という膨大な時間を必要とします。

 しかしながら、サピエンスは認知革命以降は虚構を作り替えることで

 迅速に振る舞いを改めることができるようになりました。

 遺伝子進化の交通渋滞を迂回して、虚構の進化という追い越し車線ができたのです。

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